奥村商店新聞_2019年3月号
こんにちは。
福岡市博多区の奥村商店です。
さて、月に一度の更新に、奥村商店新聞の発行日です。
(昨年からはじめて一年間通して発行することができました。パチパチ!)
奥村商店新聞の3月号です。
奥村商店新聞は駄菓子やおもちゃ、節句人形、玩具花火などの奥村商店が取り扱う商品を取り上げたり、その商品に関連する話題に関するコラムを少しだけ書いております。
3月号の新聞はこちら
見出しは以下の通り
1.五月人形販売中!
三月に入りまして、雛人形商戦が終わり、端午の節句、こどもの日に向けたシーズンが始まりました。
奥村商店でも様々な五月人形、鯉のぼりをご準備して営業しております。
奥村商店の人形店は2フロアーに別れており、大小様々な五月人形を販売しています。
1階では、サイズが大きな兜飾り、戦国武将の兜を模した作品、鯉のぼりなどを展示しています。
2階では若干小ぶりながら、全て職人の手作りで意匠の凝った少し高価な兜飾りを中心に展示しています。
店内の様子や商品については、奥村商店のFacebookページにて紹介していますので、以下のリンク先をご覧になってください。
端午の節句は男の子の誕生のお祝いと健やかな成長をお祈りする行事です。
兜飾りはお子さんのお守りとして、鯉のぼりは大きく高く空を翔けるように育っていく象徴として飾られます。
奥村商店が販売するお商品は、日本各地の作家による手作りのものを集めています。伝統を受け継いだ、確かな技術が光る商品はお子様のお節句のお祝いに最適です。
ぜひ奥村商店のお人形をご覧くださいね。
奥村商店で取扱う作家さんを紹介しておきますね。
取り扱う作家
平安武久
京都を代表する京甲冑師。重厚で華やかな五月人形が特徴。
平安住一水
京都を代表する京甲冑師。祈りを込める神具として、流麗で美しい五月人形が特徴。
別所実正 五月人形に限らず、様々な時代の兜を再現、復元する技術力が魅力。
鈴甲子雄山(平安道斎)
創業100年を超える鈴甲子雄山は、日本各地に保存される甲冑の再現、戦国武将の兜など幅広いラインナップが特徴。大将人形なども手がけ、高い技術力が光ります。
原孝洲
無形文化財の先代の技術を受け継ぐ江戸木目込人形師。柔らかな印象のおぼこ顔の木目込み人形の繊細な表情と木目込が魅力。
奥村商店の人形店は、2019年は4月末まで、日・祝日もおやすみなしで営業しております。ぜひご来店ください。
2.ロングトミカの話
ロングタイプのトミカ。あまり取り扱っていなかったのですが、最近になって仕入れ始めたのですが、奥村商店でも結構買って帰られるお客さんが多いのです。
そもそも、こんな大きなサイズのものがあるんですね!という、ロングタイプトミカをご存知ないお客様も結構いらっしゃるようでしたので、今回取り上げてみました。
通常のトミカより箱のサイズは約2倍、お値段も2倍の900円と少し高価なものなのですが、通常のトミカにはないラインナップが人気の理由のようです。
そして、そんなロングタイプトミカですが、先日、福岡市内を配達中に巡り合ったのが、この記事で紹介している「拠点機能形成車」です。
真っ赤な色に巨大なボディ。一際目立つ車です。
トミカNo.137いすゞギガ拠点機能形成車
輸送トラックや様々な作業用車両として利用されるいすゞギガをベースに製造された「拠点機能形成車」は、東日本大震災を契機に、救助活動が長引いた際に、よりスムーズに活動を行えるような拠点になります。
全長が12mもあり、荷室はスライドして、大きな部屋になって、救護部屋や宿泊、休憩施設にもなるそうです。
このトミカは荷室が開いた状態も再現しており、満足感が高い仕様になっています。
最近は、毎年どこかで大きな被害を招く災害がおきているような気がします。
こういった新しい車両が活躍して、被災された方が快適に過ごせるようになるといいなと思います。
こちらの拠点機能形成車、総務省消防庁のサイトにより詳しく情報が掲載されているので、ご覧になってみてくださいね。
紙面の都合上多くは書ききれなかったのですが、奥村商店では、ロングタイプのトミカ全てを取り扱っております。
他にどんなものがあるかは、ぜひお店でみてみてくださいね!
3.わくわく花火スクールももち浜開催案内
ミニミニ花火会を開催したのは昨年8月(過去の記事はこちら)
そして、今年はよりパワーアップして花火に関するイベント「わくわく花火スクールももち浜」を開催します。
日程は2019年6月29日(土)
この「わくわく花火スクール」は公益社団法人日本煙火協会が主催するイベントで、実際に花火で遊びながら、安全な遊び方を楽しく学ぼうという目的で開催されます。
花火で遊べる場所が少なくなり、あまり花火で遊んだことがないお子さんも増えているということから、花火で遊ぶ場所を提供するという目的もあります。
イベントは参加者30組(親子)を募集します。
開催するイベントの内容や、参加応募方法など決まりましたら、こちらでお知らせいたします。
お問い合わせ(電話):092-281-1578
お問い合わせ(web):info@okumura-shoten.com
おもちゃ花火で夏の思い出を作りましょう!
4.今月のイチオシ商品
記事の最後は今月のおすすめ商品ということで、5月5日に控えたこどもの日向けの駄菓子をご紹介。
ちまきといっても、あんこ入りの笹巻きのものではなくて、中華ちまきの味です。
鶏肉や椎茸などの具材の風味が香るとっても美味しい味ですよ。
パッケージは金太郎や桃太郎などの端午の節句らしい絵柄になっているので、イベントでのプレゼントなどにも最適なんです。ぜひご利用くださいね。
奥村商店のBASEショップからもご購入いただけます。
おまけ
先月のブログで取り上げた「JR九州×うまい棒総選挙」の話。
どうやら総選挙一位は「野菜サラダ味」になったようですね。
選挙結果はこちらから。
今年はうまい棒発売40周年ということで、他にもいろんな企画が進行中のようです。
気になる方は、やおきんドットコムの方をご覧ください。
プレゼントが当たるキャンペーンやなんかもやってるようですよ。
編集後記的な何か
今回も少し遅くなってしまいましたが、なんとか書き上げました。
これで一年間通して新聞を発行が続いたわけですが、大変だったようで、あっという間だったようで。どれくらいの方にみてもらえているのか、奥村商店のことを知ってもらうために役に立っているのか、疑問もありますが、まだまだ発行を続けていこうと思います。
奥村商店に来て、新聞もらって、面白いな!と思った方は、ぜひお友達などにご紹介いただけると幸いです。
次回はどんな内容にしましょうか。
ではまた。
奥村商店について
奥村商店は博多区中呉服町で明治17年より営業する玩具・駄菓子問屋、節句人形販売店です。
福岡市を中心に駄菓子屋さんやおもちゃ屋さんへの、駄菓子・玩具の卸売を行なっております。
また、卸売だけではなく、一般のお客様へのおもちゃや駄菓子の小売販売、雛人形や五月人形(鯉のぼり、兜など)、盆提灯、花火を販売しております。花火に関しては一年中を通して販売しております。お気軽に足をお運びください。
※福岡市営地下鉄呉服町駅、蔵本交差点徒歩1分の距離です。駐車場もございます。
電話(節句人形・花火)092-291-5043 電話(玩具・駄菓子 )092-281-1578
奥村商店新聞_2019年2月号
こんにちは。
少しづつ新聞作りのペースを取り戻しております。奥村商店新聞の2月号ができましたのでご紹介いたします。
奥村商店新聞は駄菓子やおもちゃ、節句人形、玩具花火など、奥村商店が取り扱う商品を取り上げたり、その商品に関連する話題に関するコラムを少しだけ書いております。
新聞はこちら
見出しは以下の通り
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あなたはどちらのお雛様?「衣装着親王飾り」と「木目込み人形」
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2019年は「MARVEL」の年?
-
昭和レトロテーマの駄菓子bar 住吉神社近くにオープン
- 書評「おもちゃの20世紀 アメリカントイストーリー」
- うまい棒40周年!JR九州とうまい棒のコラボ企画開催中
1.あなたはどちらのお雛様?「衣装着親王飾り」と「木目込み人形」
三月三日は桃の節句「雛祭り」。奥村商店は雛人形を販売しており、現在、雛祭り商戦の真っ只中。
多くのお客様にご来店いただいておりますが、みなさま住宅事情から小さめの飾りやすいお人形をお求めのご様子。
もう何年も前からですが、福岡市は都市化が進んで、マンションのかたが多い方で、やはり、小さくてコンパクトなお人形の方が飾りやすい地域であるわけです。
ですので、今回は、大きなスペースを取らなくても、立派に飾れるお人形について紹介いたしました。
雛人形について、それぞれみなさん異なったイメージをお持ちです。
衣装着のお人形こそ雛人形だ!
たくさん段があってお人形がたくさんあるのこそ雛人形だ!
それぞれお客様のイメージ、考えに合うようにお人形の飾り方、選び方を提案させていただいている奥村商店。
記事中にもありますが、「衣装着」の「親王飾り」をシンプルに飾ることで場所をあまり取らず飾ることができます。いわば、生活に溶け込んだようなお人形、「お人形と一緒に暮らす」というイメージで飾ると良いのではないでしょうか。
イメージとしてはこんな感じ。インスタグラムで見つけたのですが、長野県松本市村山人形店さんの写真はとても参考になるかと思います。
では、逆にたくさんのお人形を飾りたいけど、スペースが狭くてどうしよう!?というお客様にはどんな提案をするか。
ここはやはり木目込人形をおすすめいたします。
木目込人形は衣装着のお人形よりも少し小振りにできています。
記事でもご紹介しましたが、奥村商店で販売している木目込人形の段飾りで、最も間口が小さいものは55cm。25型のテレビと同じくらいのサイズ感です。もちろん、奥行きが同じくらいあるので、テレビボードには乗りませんが、そこそこ狭いスペースでも立派な十五人揃いの雛人形を飾ることができますよ。
奥村商店で現在販売中の「子宝雛(原孝洲作)」は小さくて精巧な作りの嫁入り道具もついています。
ちなみに、奥村自身の考えなのですが、段飾りの魅力は、その立派な見た目だけではないと思っています。お子さんが3歳くらいになって、お雛様の飾り付けを手伝えるようになった時、一緒にお話ししながら飾ることができるのがお人形やお道具が多い段飾りの魅力です。完全に妄想ですが「あなたが生まれた時に、おばあちゃんが選んでくれた人形だよ〜」とか「右にいるのが右大臣、左にいるのが左大臣だね〜」とかお話ししながら飾り付けをするときっといい思い出になるのではないかなあとお思います。
お人形をお求めに来られる世代は、ちょうど1980年〜1990年くらいの30歳〜40歳くらい。私自身1989年生まれですが、このころの世代までは十五人揃い大きな段飾りをご自身のお人形としてお持ちの方が多い印象です。
そのため「雛人形=大きいもの!」というイメージを抱いていらっしゃる方も多く、今回の記事で紹介したような飾り方や、木目込人形を案内させていただくと、結構小さくて飾りやすそう!というお声もいただきます。
お雛様どんなのを買おうかなとお悩みの方。ぜひ一度奥村商店へいらしてください。
どんなおうちにでも、どんなイメージにも、ぴったりあったお人形を提案させていただきます。
ちなみに、Facebookには、今年のお人形の写真をアップしておりますのでご参考にご覧くださいね。
2.2019年は「MARVEL」の年?
2018年は韓国スライムにミニオンズ。
毎年、何かとはやるものが出てきて、おもちゃ屋さんはとってもありがたいわけですが、では、今年は何がはやるのかなというお話。
もうすでに、街中で結構見かけるのが、MARVEL(マーベル)のロゴです。
このロゴをしようした、リュック、パーカー、タオルなど、いろんな雑貨を街で見かけますよね。
僕自身は結構な映画ファンでして、マーベルスタジオの映画はほぼ全て2回づつは鑑賞するくらい。
(アントマン&ワスプのみ見逃しております)
それくらい見て知っているものだから、お客さんに「今年流行るのはマーベルですよ!」と気軽に声をかけるのですが、「キョトン?」とされる機会も多くて。
私自身は、マーベルのロゴ自体に目新しさは感じていないのですが、世間一般では、それほど有名ではないようで、MARVELとは一体何なのか分からないという方も多いのです。
今年は、奥村商店で扱えるようなMARVEL関連の商品も多数出てくるので、激プッシュの一年と行きたいと思います。
現在奥村商店にあるMARVELグッズをBASEストアに載せているのでご覧くださいね。
3.昭和レトロテーマの駄菓子bar 住吉神社近くにオープン
こちらは、奥村商店の在する福岡市博多区に新たな魅力的なお店ができたのでそのご紹介。
昨年7月にオープンした昭和レトロbar駄菓子中洲店の2号店が住吉神社の近くにオープンしました。
「昭和レトロbar駄菓子」は2時間2200円で駄菓子の食べ放題ができるお店です。
お酒も飲み放題ですし、駄菓子の他にもアイスクリームや綿菓子も食べ放題、ポテトサラダやたこ焼きなどの軽食もあります。
このお店、何より店内の様子が本格的で、他の駄菓子バーと一線を画しています。
オーナーさんが集めた昭和期の看板や、懐かしキャラクターのお面など店内のいたるところに装飾してあり昭和臭がプンプン昭和レトロな雰囲気が満載。
スマートボールや懐かしいゲームも設置してあるので、2時間駄菓子を楽しみながら遊びまくることができますよ。
2階は系列の「昭和レトロ焼肉」もありますので、はしごして飲んで遊んでもいいかもしれません。
3階建ての秘密基地のような雰囲気も、童心に戻って遊ぶのにもってこい。ぜひ行ってみてくださいね。
店舗情報
昭和レトロbar 駄菓子
電話:092-282-0341
住所:〒812-0018 福岡県福岡市博多区住吉3丁目9−18
営業時間:夕方6:00〜朝6:00まで
店舗外観
店舗内観
4.書評「おもちゃの20世紀(アメリカントイストーリー)」
書評なんて書いていますが、そんな大したものじゃない。読んだ本の紹介です。
せっかくおもちゃ屋さんとして働いているのだから、有名コレクターの北原さんまでとはいかなくても、おもちゃには詳しくなりたいわけでして。
手に取ったのが昨年12月ごろ。ちょっとづつ読んでおりました。
この本の中では、アメリカのおもちゃに重点を置いて、どのように広まっていったのかが解説されています。おもちゃは突如発生したわけではなく、木や葉っぱや石などの自然なものから、手作りのものへ、工業製品へと移り変わっていったわけです。当たり前のことですが、その当時の暮らしが変わることで、遊ぶ場所が代わり、おもちゃ自体も変化して、さらに技術発展も加わって、おもちゃが変化しというように、人間の生活がいかにおもちゃの変化に影響を与えているかが分かりました。
テレビゲームやインターネットに夢中になって外で遊ばないことを嘆くような大人もいますが、生活や技術に変化があれば、それがおもちゃになって子供達の遊びが変化するのは当たり前のこと。
ちょっと前ならパソコンが好きな人がプログラミングをしていましたが、今は、プログラミングができるおもちゃも発売されています。
奥村商店も時代に取り残されることなく、後世におもちゃの過去、現在、未来を伝えていくことができるお店を続けていきたいなあと思いました。
↓本はアマゾンから買えますよ。↓
https://www.amazon.co.jp/dp/4582532195/ref=cm_sw_r_tw_dp_U_x_vRpyCb527A7FN
5.うまい棒40周年!JR九州とうまい棒のコラボ企画開催中
最後は駄菓子の話題です。
今年はうまい棒40周年の年。うまい棒にまつわるいろんな企画があるようですが、奥村商店の位置する福岡ならではの企画が発表されたのでそれをご紹介。
端的に言うと、ネットで電車を予約するとその電車に擬えられたうまい棒に投票が行われ、見事1位のうまい棒に投票した人に抽選で特別なうまい棒がもらえると言うキャンペーンです。
詳しくはリンク先をみてください。
この企画、特に奥村商店は関係ないのです。
しかし、うまい棒40周年と言うことで、奥村商店も何か企画やってみようかな、と思っています。乞うご期待。
編集後記的な何か
今回は結構盛りだくさんの内容になりました。
少しづつ新聞を作るペースも上がって来ました。次は、三月一日に発行できるように頑張りたいと思います。
さて、新聞の中身は以上。
次回はどんな内容にしましょうか。
ではまた。
奥村商店について
奥村商店は博多区中呉服町で明治17年より営業する玩具・駄菓子問屋、節句人形販売店です。
福岡市を中心に駄菓子屋さんやおもちゃ屋さんへの、駄菓子・玩具の卸売を行なっております。
また、卸売だけではなく、一般のお客様へのおもちゃや駄菓子の小売販売、雛人形や五月人形(鯉のぼり、兜など)、盆提灯、花火を販売しております。花火に関しては一年中を通して販売しております。お気軽に足をお運びください。
※福岡市営地下鉄呉服町駅、蔵本交差点徒歩1分の距離です。駐車場もございます。
電話(節句人形・花火)092-291-5043 電話(玩具・駄菓子 )092-281-1578
奥村商店新聞_2019年1月号
こんにちは。
あけましておめでとうございます。
遅くなりましたが、奥村商店新聞の一月号ができましたのでご紹介いたします。
奥村商店新聞は駄菓子やおもちゃ、節句人形、玩具花火など、奥村商店が取り扱う商品を取り上げたり、その商品に関連する話題に関するコラムを少しだけ書いております。
新聞はこちら
見出しは以下の通り
-
見てるだけでも面白い!駄菓子カタログが届きました!
-
お雛様は「おままごと」から -雛祭りの起源と歴史の話-
-
今月のイチオシ商品「うまい棒チョコレート バレンタイン」
- 世代をつなぐ遊び伝統玩具「博多独楽」の魅力
1.見てるだけでも面白い!駄菓子カタログが届きました!
以前、ブログで取り上げた日本一の駄菓子メーカーやおきんさんのカタログの話です。
以前のブログはこちら
駄菓子メーカーやおきんさんのカタログは駄菓子の総合カタログ。日本中のありとあらゆる駄菓子が網羅されています。
毎年表紙も凝った作りになっていて、今年は、うまい棒のキャラクター「うまえもん」を探せ!という遊び心がいっぱいの作りになっています。
一ページ目には、うまい棒の年表がついてきます。
新しい商品もたくさん掲載されており、掲載されている駄菓子の総数は約600以上。
眺めていると、忘れていた駄菓子や、面白そうな駄菓子などが見つかりとっても勉強になります。
実物をご覧になりたい方は、奥村商店にございますので、店員にお声掛けくださいね。
2.お雛様は「おままごと」から -雛祭りの起源と歴史の話-
こちらの記事は、この時期に奥村商店で販売をしている「雛人形」についての記事です。
こちらの書籍を元に、雛人形の起源について調べたところ、実は「おままごと」から雛祭りが生まれたということがわかりました。
この本の中では、雛祭りが盛んに行われるようになった江戸時代以降、大名家や公家の間で保管されていたお人形の写真が紹介されている他に、過去の文献を遡って雛人形の歴史が紐解かれています。
少しだけ、調べたことをまとめておきます。
桃の節句は上巳の節句
雛祭りの季節はもともと「上巳の節句」という、全く別の行事が行われていました。
平安時代ごろ「上巳の節句」では、春が始まる季節に、海や川で身を清め厄を払う行事が行われていました。また、紙で人を模した人形(ひとがた)に厄を移して水に流す厄払いも行われていました。
平安時代ごろは、現代のように女の子のためだけの行事ではなかったということです。
この頃、公家の女子の間では、紙で作ったお人形遊び(おままごと)が流行っていたそうですが、節句行事とは関わりはない日常の遊びであったと言われています。
ちなみに、このお人形遊びは「ひいな遊び」と呼ばれていました。
「ひいな遊び」から「雛祭り」へ
平安時代から時代を経るごとに、ひいな遊びは武家、庶民に広まっていきます。江戸時代には、武家の間では、新しく生まれた女子に雛を送る慣習が生まれます。17世紀中盤には、尾張徳川家の徳川義直に対して家臣より雛が送られた記録が残っています。
また、徳川吉宗の晩年、1742年の文献には、乳児を抱いた女性の傍で雛人形を飾る絵が残っています。この頃には、雛人形を販売する「雛市」が盛大に開催され江戸の風物詩として記録されていたり、あまりにも派手で豪華になりすぎた「雛人形」に対して倹約の御触れが出されたこともあったそうです。
現代の雛祭りと奥村的な雛祭りの過ごし方
雛祭りといえば、お人形を買って、お部屋に飾る、家族とお祝いする、といった過ごし方が一般的だと思います。
伝統工芸でもあり、美術的価値に重きが置かれることが多く、お人形を大切に飾って鑑賞するといったイメージが強いかもしれません。
もちろん、美しさを鑑賞するのはとても大事だとは思います。ただ、もともとは「ひいな遊び」、いわゆるおままごとから生まれた文化ですし、飾るだけでなく、お人形に触れる機会があるといいなと思います。
自由にお人形遊びはできないでしょうから、例えば、お子さんと一緒にお人形を飾ってみたり、手に持ってお顔を観察してみたり。一緒にお片づけしてみたり。
手に持って近いところでお人形を見てみるとより細かい技巧を味わうこともできますし、お子さんの印象にも強く残り、お人形への親しみも増すと思います。
自分が生まれた時に、周りの人たちが自分の健康で幸せな成長を願って送られたお人形に、より親しみを抱いていただけるといいなと思っています。
参考文献:決定版 日本の雛人形: 江戸・明治の雛と道具60選– 2013/1/31
3.今月のイチオシ商品「うまい棒チョコレート バレンタイン」
話は打って変わって、駄菓子の話。
実は、昨年末ぐらいから、BASEでオンライン販売を始めています。
今回取り上げたのは、うまい棒のチョコレート「バレンタインデー仕様」です。
女性の方は「義理チョコ探し」に苦労されている方も多いかなあと思い、取り上げてみました。
僕は男なので、これまでもらう一方でしたので、その苦労はあまり考えたことがないですが、職場やお友達の雰囲気では何かしら準備しないと気まずいなあと、しかし、お金をたくさんかけるにも行かないし、センスないなあと思われるのも癪だ。
そんなことを考えるあなたにぴったりなのがこちらの商品かなと思います。
一目見て「義理」だと分かりますし、でも珍しいから「ちゃんと探した感」も演出できる。話のタネにもなるし、お値段も安くて、たくさん配っても「お財布が痛まない」。完璧な義理チョコとして「うまい棒チョコ味バレンタイン」をお勧めしますよ!
4.世代をつなぐ遊び伝統玩具「博多独楽」の魅力
最後は、博多の伝統玩具「博多独楽」話。
博多独楽はどうやら日本の独楽の原型に近いものであるようで、博多独楽の独楽芸は日本の伝統芸能でも結構有名なもののようですね。
奥村商店では、独楽芸用のものはないですが、鉄芯の独楽を販売しています。
ぜひ、お子さん、お孫さんと一緒に遊んでいただいて、昔の遊び方や、子供時代のお話をして欲しいなと思います。
世代をつなぐおもちゃ!とっても魅力的ですよ!
編集後記的な何か
新聞づくりを始めてそろそろ1年近く経とうとしています。
奥村は普段、配達員兼営業員をしているのですが、なかなか営業が苦手でして、、、。
思った通りに話せないこともあり、伝えたいことがなかなか伝えきれないなあと思うことが結構ありました。営業をさせていただいた相手の方に、「何か少しでも」残して帰りたいと思って作り始めたのがこの新聞です。
商品の宣伝ばかりになってしまわないように、少しでもお役に立つ内容をと思って毎月作成していますが、まだまだ拙い内容かと思います。でも、気が向いたとき、暇だなって時によろしければ読んでみてください。
店頭にも置いて配布していますので、新聞だけ!って方もお気軽に店員にお声掛けください。
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さて、新聞の中身は以上。
次回はどんな内容にしましょうか。
ではまた。
奥村商店について
奥村商店は博多区中呉服町で明治17年より営業する玩具・駄菓子問屋、節句人形販売店です。
福岡市を中心に駄菓子屋さんやおもちゃ屋さんへの、駄菓子・玩具の卸売を行なっております。
また、卸売だけではなく、一般のお客様へのおもちゃや駄菓子の小売販売、雛人形や五月人形(鯉のぼり、兜など)、盆提灯、花火を販売しております。花火に関しては一年中を通して販売しております。お気軽に足をお運びください。
※福岡市営地下鉄呉服町駅、蔵本交差点徒歩1分の距離です。駐車場もございます。
電話(節句人形・花火)092-291-5043 電話(玩具・駄菓子 )092-281-1578
奥村商店新聞_2018年12月号
こんにちは。
12月になりました。
11月は新聞を作ることができなかったのですが、奥村商店新聞の12号ができましたので、公開します。
今回から少し紙面を大きくして、月に1回の更新になります。
奥村商店新聞は駄菓子、おもちゃ、節句人形、玩具花火など、奥村商店が取り扱う商品を取り上げたり、その商品に関連する話題に関するコラムを少しだけ書いております。
新聞はこちら
見出しは以下の通り
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クリスマス駄菓子今年も揃っています
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今月のイチオシ商品!「駄菓子セット光る持ち手付き」
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お正月には家族みんなでゲームしよう!
- お正月飾りの話
- 博多の街の魅力UP↑↑博多旧市街プロジェクトの話
1.クリスマス駄菓子今年も揃っています
まずは、クリスマスに向けて奥村商店が販売しているクリスマス仕様の駄菓子をご紹介。
クリスマス仕様の駄菓子って、結構いろんな種類があるんですよ。
うまい棒のクリスマスバージョンやチョコ大福。
ちゃんぽん味が珍しいうまかちゃんぽんのクリスマスバージョン「うまかクリスマス」などもあります。
ちなみに、奥村商店で一番人気のクリスマス駄菓子は「クリスマスサンタゼリーポップ」。
サンタの形をしたゼリーでできた棒付き飴です。
サンタさんの形が結構可愛らしい。
カルディとかで探すと一本100円以上しますが、こちらは1本60円。お手頃なのもいいところなのですが、、、、残念ながら、こちらは今年で販売終了の商品。来年もこんな商品が入荷できるといいのですが。
クリスマス駄菓子、まだ、在庫ありますので、ぜひご来店くださいね。
2.今月のイチオシ商品!「駄菓子セット光る持ち手付き」
次は、今月のイチオシ商品のご紹介。今回は、「光る持ち手付き」の駄菓子セットです。
こちらは、なんとインターネットからご注文いただけるようになりました。
Baseというサービスで、ショップを作ってみました。
今後少しづつ商品を増やしていこうと思いますので、よろしくお願いいたします。
ちなみに、商品はこちら。
持ち手の部分がピカピカ光るので、 もらった方も喜ばれますよ。
3.お正月には家族みんなでゲームしよう!
こちらは以前の新聞でも載せましたが、奥村商店が取り扱うボードゲーム「ウボンゴ」を再び紹介。
ウボンゴ←本家のHP
お正月は、ご家族、ご親戚、古いお友達など、複数人で集まる機会がありますよね。
ボードゲームは人が集まる際に結構盛り上がりますよ。
ウボンゴはお題カードに示された形通りにタイルを敷き詰めて、そのスピードを競うゲームです。視覚的にルールを理解しやすいので、誰にでもすぐに始められるのもいいところですね。
4.お正月飾りの話
奥村商店は節句人形も販売しております。
現在は、お正月に向けて、男の子には「破魔弓」、女の子には「羽子板」を販売しております。
破魔弓や羽子板には、それぞれに飾るようになった経緯、種類があります。少し詳しめに紹介しているので、ぜひ呼んでくださいね。
ブログでは、店内の様子の写真をどうぞ。
5.博多の街の魅力UP↑↑博多旧市街プロジェクトの話
最後の記事は、博多の街のローカルなお話。
店の近くを配達していた際に、見つけたこちらの看板。
気になって調べてみたら、なんとも面白いプロジェクトが進行していることがわかりました。
その名も「博多旧市街プロジェクト」!
古くから商人の町として栄えた博多地区を再整備して、魅力を高めようという福岡市のプロジェクトだそうです。
対象となるのは、この道だそうです。
すでに一部の工事が完了しているのですが、工期は少し伸びているようです。
完成するのは本日12月11日時点で来年の3月頃。
街並みが変わって人の流れも多くなるといいですね。
楽しみなプロジェクトです。
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さて、新聞の中身は以上。
次回はどんな内容にしましょうか。
ではまた。
奥村商店について
奥村商店は博多区中呉服町で明治17年より営業する玩具・駄菓子問屋、節句人形販売店です。
福岡市を中心に駄菓子屋さんやおもちゃ屋さんへの、駄菓子・玩具の卸売を行なっております。
また、卸売だけではなく、一般のお客様へのおもちゃや駄菓子の小売販売、雛人形や五月人形(鯉のぼり、兜など)、盆提灯、花火を販売しております。花火に関しては一年中を通して販売しております。お気軽に足をお運びください。
※福岡市営地下鉄呉服町駅、蔵本交差点徒歩1分の距離です。駐車場もございます。
電話(節句人形・花火)092-291-5043 電話(玩具・駄菓子 )092-281-1578
ビオブロ販売しています!
こんにちは。
11月に入りました。少し肌寒くなってきておりますが、皆様いかがお過ごしでしょうか。
本日は、以前からお伝えしている「ビオブロ」の全ての商品が出揃いましたので、改めてご紹介したいと思います。
ビオブロはオーストリア生まれの積み木のおもちゃです。
2018年の9月より、ボードゲームを発売するジーピーより発売されました。
オーストリアとウィーンの教育機関と共に開発され、海外では2015年より発売を開始。
ヨーロッパでは知育玩具として様々な賞を受賞しています。
そんなビオブロの特徴は大きく3つあります。
- カラフルな色あい
- シンプルな形
- 水に強い素材
特徴1 カラフルな色合い
まず最初の特徴は見た目にわかるカラフルな色合いです。
ご覧の通りカラフルな色合いが映える積み木です。
積み木といえば白木のものが多いですが、発色がはっきりしており、お子様の興味を惹くところが特徴です。
全ての色は10色あります。
(赤・黄・緑・青・オレンジ・ピンク・紫・黒・白・ベージュの10色)
ビッグボックス(16,800円税別)、ファンボックス(10,800円税別)には全10色入っており、積み木をうまく積むことができないお子様にも、色数えや、床に並べて模様を作るような遊び方もできます。
全てで10色もあるので、どんなものでも表現ができます。順番に並べてみたり、幾何学模様を作ったり。思う存分創造性を発揮できるおもちゃではないでしょうか?
さらには次の写真のように実際にあるものを模して作品を作っても楽しいのがビオブロの魅力だと思います。
特徴2 シンプルな形
特徴の2つ目はビオブロの形にあります。
ビオブロはそれぞれの辺の長さが、0.8cm、2.4cm、12cmになっています。
各辺の比率が1対3対15となっており、シンプルながらいろんな造形に適した形と言われています。
「1対3対15」
この比率といえば、有名な白木の積み木「カプラ」と同じですね。
一つ一つの積み木はシンプルですが、たくさん積み上げることで家やタワーなどの建築物を作ってみたり、想像上の動物を作ってみたり。幅広い造形を楽しむことができます。
下にインスタグラムのリンクも貼っていますが、いろんな造形があるので、遊ぶ際の参考になるかもしれません。
特徴3 水に強い素材
3つ目の特徴は最大の特徴かもしれません。その特徴は、水に強い素材でできているということです。
ビオブロは、プラスチックと木くずを合わせた特殊な素材でできています。
プラスチックはペットボトルチップを元に作られており、大変エコな素材だそうで、2015年にグリーンプロダクトアワードを受賞しているそうです。
素材の中にリサイクルプラスチックが40%含まれているのは、エコという観点で優れているだけではありません。
通常の積み木は、水につけられないという弱点があります。水につけると変色・変形したり、塗装が剥がれたりと色々と問題があります。
ビオブロは素材にプラスチックが含まれていることで撥水性があります。
お子さんが万一、口に入れても、ジュースをこぼしても、壊れることもないですし、洗剤を使って洗うことができるので衛生的な状態で遊ぶことができます。
また、ビオブロの特徴的な素材によって、遊びのシーンが広がるという魅力もあります。
例えば、ビオブロの穴を利用してシャボン玉をしたり。
思い切って外に持ち出して遊ぶこともできます。
個人的には、ビオブロを外に持ち出して遊ぶことができるのがとても大きな魅力かと思います。
写真のように、砂浜に持ち出してもいいですし、公園などの砂場で、砂遊びと一緒に使っても面白いのではないでしょうか。
まとめ
色々書きましたが、とっても魅力的な商品です。
奥村商店では、ビオブロの全ての商品を取り扱っています。
また、店内では、ビオブロ体験コーナーを作って、お試しで遊んでいただくこともできます。ぜひ利用してください!
先日もお店の片隅ですが、遊んでいただきました。
これからの季節はクリスマスプレゼントなんかにもおすすめです!
最後にビオブロの商品を紹介しておきます。
ビオブロ全商品紹介
ビオブロ ハローボックス
定価:5,800円(税別)
内容:ビオブロの基本セット。全5色*20本の計100本入り(赤・黄・緑・青・オレンジ)
ビオブロ フレンドシップ
定価:2,800円(税別)
内容:ビオブロハローボックスの追加キット的なボックス。全3色の計40本入り(青・白・緑)
ビオブロ スイートホーム
定価:2,800円(税別)
内容:ビオブロハローボックスの追加キット的なボックス。全3色の計40本入り(紫・ピンク・黄)
ビオブロ ファンボックス
定価:10,800円(税別)
内容:ビオブロを複数人で遊びたい方向けのちょっと大きめセット。このボックスから全色揃います。10色*20本の計200本(赤・黄・緑・青・オレンジ・ピンク・紫・黒・白・ベージュ)
ビオブロ ビックボックス
定価:16,800円(税別)
内容:ビオブロの全てを楽しむための一番大きなセット。複数人で遊びたい方向け。全色揃います。10色の計340本(赤・黄・緑・青・オレンジ・ピンク・紫・黒・白・ベージュ)
奥村商店の自己紹介
奥村商店は博多区中呉服町で明治17年より営業する玩具・駄菓子問屋、節句人形店です。
福岡市を中心に駄菓子屋さんやおもちゃ屋さんへ駄菓子・玩具の卸売を行なっております。
また、卸売業だけではなく、一般のお客様へのおもちゃや駄菓子の小売販売も行なっております。
節句人形店では、雛人形や五月人形(鯉のぼり、兜など)、盆提灯、花火を販売しております。
花火に関しては一年中を通して販売しております。お気軽に足をお運びください。
※福岡市営地下鉄呉服町駅、蔵本交差点徒歩1分の距離です。駐車場もございます。
電話(節句人形・花火)092-291-5043 電話(玩具・駄菓子)092-281-1578