【気になるおもちゃニュース】宇宙戦隊キュウレンジャー放送開始!
こんにちは。
今年はブログを続けて書きたいなと思っており、昨年よりは早いペースでブログを書いているのですが、なかなかいいアイディアが浮かびません。
そこで思い出したのが、Weekly Toy News(週間玩具通信)。
今週の一面。カラーの時もありますし、白黒の時もあります。一面がカラーか白黒かによって、ページ数も異なるようです。
Weekly Toy News(週間玩具通信)は、日本トイズサービス株式会社さんが毎週月曜日に発行する玩具業界の業界紙です。
大物玩具(※1)を中心としたおもちゃ関連の新商品の情報、日本各地のおもちゃ屋さんの取り組みの工夫、玩具業界の動向を定期的に教えてくれるのでとても参考になります。
奥村商店では、大物玩具に重点を置いて取り扱えているわけではありませんが、やはり業界の動向を知っておくことは重要なことなので、毎週読んでいます。
まあ、毎週読んでいるなら、よりおもちゃに詳しくなるためにニュースの中で気になったものについて、詳しく調べて、ブログにまとめてみようという試みを始めたいと思います。何週続くかわかりませんが、、、、。
さて、今回2017年2月6日号より取り上げるのは、こちらのニュースです。
『宇宙戦隊キュウレンジャー』シリーズ初の9人のヒーローが活躍
どんなニュース?
ざっくりニュースの内容をまとめると、2月12日テレビ朝日系列で放送開始する「宇宙戦隊キュウレンジャー」の設定や役者さんの紹介がメインの内容です。キュウレンジャーはこれまでのシリーズでは最多の9人というところがポイントみたいです。
ある特定の年齢のお子さんにとっては夢である〇〇戦隊。それぞれの世代で夢中になったシリーズがあると思います。
それだけお子さんを夢中にさせる戦隊モノですから、武器、ソフビの人形、合体ロボなどおもちゃもたくさん発売されます。毎年新しいシリーズが発表されるわけですが、物語やキャラクターを面白くするために掘り下げるだけでなく、玩具としていろんな遊び方ができるか、またそれをTVの中で使うヒーローがかっこよく戦えるかなどを考えているのだろうと思うと、メーカーさんや制作会社さんが一丸になって大変な仕事をされているなあと感じます。
このニュースを深掘りしてみまよう!
このニュースが、なぜ気になったのかというと、大きく2つあります。
気になるポイントを説明する前に物語のあらすじを紹介します。
宇宙戦隊キュウレンジャーあらすじ
遠い昔、この地球の銀河系で...
88の星座系は悪の幕府<ジャークマター>に支配されていた。
人々が希望を失ったとき、星座のパワーを宿した88個の伝説のキュータマに選ばれた姿・形が異なる9人の究極の救世主たち。
キュータマを手にした彼らは手を取り合い銀河を救うためジャークマターに対峙するのであった...
これまでのスーパー戦隊シリーズでは、地球を舞台に悪の組織の侵略から人々を守るというものでした。
しかし、キュウレンジャーでは、すでに悪の組織に支配された銀河を取り戻すために奮闘するという、”壮大な宇宙で戦う”、”何作ものエピソードが重ねられそう”な胸を熱くするストーリーとなっています。
こんなキュウレンジャーですが、私が気になったポイントは2つあります。
気になるポイント1 :あらすじや設定があの名作SF映画を思わせる!
- 悪の政府(幕府)に支配された銀河系を救う。
- 星座のパワーを秘めたキュータマを駆使して戦う。
この2つの設定からまず一つの映画が浮かび上がってきます。
それはスターウォーズシリーズです。
シリーズ最初のエピソード4(1997)からちょうど30年。一昨年の冬に公開された新三部作のエピソード7「フォースの覚醒」や昨年公開されたスピンオフ「ローグ・ワン」、そして今年の冬にはエピソード8「The Last Jedi(邦題未定)」の公開が予定されており、スターウォーズの作り出した世界は今もなお多くの人々に影響を与えています。
悪の政府から銀河を救い出すヒーローというプロット、そして銀河系を舞台としている設定は、まさにスターウォーズのそれであり、お子様だけでなく大人の方もついワクワクしてしまうお話になるのではないでしょうか。
また、キュウレンジャーにおける「キュータマ」はフォースのような使われ方をするのでは、なんて考えると余計に盛り上がります。(スターウォーズはフォースの奪い合いはしないんですが、、、。)
全く違ったら恥ずかしい話ですが、悪の幕府(≒暗黒面、ダークサイド)と救世主(ジェダイ)たちが、パワーを秘めたキュータマを奪いあうストーリーを僕は想像しています。
さらに、宇宙を旅する物語になるということなので、宇宙船がどんなものなのか、他の星がどのように作られているのかという点も興味が湧きますね。
さて、ここまででもワクワクは十分なんですが、もう一つ大事な設定があります。
- 姿、形の異なる9人の救世主たち
今回のヒーローたちはキュウレンジャーに変身する前の姿が、人間(ヒューマンタイプ)以外のキャラクターが9人のうち4人います。
それぞれ、獣人、アンドロイド、機械生命体の3つのタイプのキャラクターが割り当てられているのですが、これを見て思い出したのが、3年前の2014年に公開された「ガーディアンズオブギャラクシー」です。
ガーディアンズオブギャラクシーは、アメコミヒーロー作品で有名なマーベルが制作する宇宙を舞台にしたSFですがその中で登場するヒーローたちもそれぞれ個性的です。
人間もいれば、肌の色の異なる異星人もいれば、喋る動物や植物生命体?もいます。
それぞれ出自や特性、背負った物語は異なりますが、最初は仕方なく集まったメンバーが仲間割れを繰り返しながら、最終的に協力して悪に対峙するストーリーが人気を呼びました。
今回のキュウレンジャーもそれぞれの姿、形の異なるキャラクターがどのように協力関係になって行くのか、その物語に大注目です。
気になるポイント2:伝説のキュータマのパワーはどんなもの!
気になるおもちゃニュースと言いつつ、おもちゃの話は全然していないのですが、ここから少しおもちゃの話になります。
キュウレンジャーのヒーローたちの戦いには「キュータマ」が欠かせないというようですが、このキュータマどんなパワーがあるのでしょうか。
現在、発表されているキュウレンジャーのおもちゃはいくつかあります。
- キュータマ合体シリーズ→戦いの時に活躍すると思われるロボットなど
- なりきりシリーズ →キュウレンジャーが使用する武器や変身道具
- キュータマシリーズ→キュータマそのもの
- その他→ソフビなどのキャラクター商品
商品画像を見てみるとロボットや武器、変身道具にキュータマが使用されていることが分かります。
写真:WeeklyToyNews H29.2.6より撮影
メインキャラクターの星座たちはロボットとして、その他の動物や神話の登場人物などの星座は戦いや冒険のサブとして登場してくるのだと思います。
また、「全てのキュータマを認識!」というキャッチコピーの変身武器「変身コントローラーDXセイザブラスター」があることから、戦いのお助け道具的な使われ方もするんだと思います。
写真:WeeklyToyNews H29.2.6より撮影
星座の力を使って宇宙を冒険して戦うという設定は、どんな武器や道具が出てくるのかと言ったワクワク感を刺激して物語への興味を持続させますし、おもちゃとしても収集欲をかき立てるとても魅力的な設定だと思います。
しかし、気になる点がいくつかあります。
設定には「キュータマ」は88の星座のそれぞれのパワーを秘めているとされています。
スーパー戦隊シリーズは一年通しで毎週日曜日放送なので、約50話くらいあります。
単純計算で1話に一つ以上のキュータマが出てくることになるのですが、おもちゃの販売を考えると、前半である程度出してしまって、後半では強力な設定の武器として使うという感じになるのかと思いますが、それぞれの物語の中で使い道を考えるのは大変そうです。。。
また、この88星座ちょっとウィキペディアで調べて見たのですが、なんとも武器やサブキャラクターとして使いにくいのがちらほら。
動物や神話の登場人物、道具と言ったものはわりかし使い道が想像できるのですが、例えば「かみのけ(髪の毛)座」とかもっと曖昧な「さんかく(三角)座」とか。
一体、どうやって使って行くのか興味津々です。
「ちょうこくしつ(彫刻室)座」や「ちょうこくぐ(彫刻具)座」なんかは、
「お前はこの”スカルプチャーゾーン”の中、”彫刻刀”で命を削られ続けるのだ(がっははー)」
的な想像をしてしまい絵面がきついことになりそうで不安です。ヒーローではないですね、、、。
とまあ、この設定を活かしきれるのかなという不安もある一方で、発表されているおもちゃ「9段変形DXキューザウェポン」という鉄砲型の武器では、「ぼうえんきょう(望遠鏡)座」のキュータマ「ボウエンキョウキュータマ」が銃のスコープとして使われているようで、かなり使い方が練られていそうでとても楽しみでもあります。
写真:WeeklyToyNews H29.2.6より撮影
物語を盛り上げつつ、コレクター心もくすぐるとっても考え込まれた設定に脱帽です。
終わりに
長々と書いてきましたが、新しいスーパー戦隊シリーズ「宇宙戦隊キュウレンジャー」はとても楽しみです。
新しいヒーローを生み出す上で、番組を制作されている方やおもちゃを作る方たちがいろんなアイディアを、練りに練っているのだなということを感じます。
スーパー戦隊シリーズは幼稚園以来離れており、最近のシリーズでどんな面白い工夫がなされているかまでは調べきれていないので、間違っていてもお許しください。
せっかくここまで書いたので、私もこれを機に見てみようかなと思います。
ということで、「宇宙戦隊キュウレンジャー」第一回の放送は本日朝7時半からです!楽しみましょう!
私も見たら感想を書きたいと思います。
第一話感想記事を書きました。
脚注や余談
「大物玩具」は、2000円以上の価格帯のおもちゃです。価格も見た目もその名の通り、大きくてしっかりしたものです。また、価格がそこまで高くなくても、バンダイやタカラトミーなどの有名おもちゃメーカーさんの商品もこちらに含んでいます。 お子様、お孫さんの誕生日などの特別なプレゼント、お年玉で買うようなおもちゃがこの分類です。
奥村商店が扱う玩具とは? 〜その3.詳細編(分類.5から分類.8まで)〜 - 人形、駄菓子、玩具と花火(奥村商店のブログ)
平成1年生まれの私にとってはジュウレンジャー、ダイレンジャー、カクレンジャー。
どれに一番はまっていたかといえば、だいぶ意識がはっきりしだした年長さんの時に放送されていたカクレンジャーです。ケイン=コスギ扮するニンジャブラックに憧れていました。
あの頃はヒーローショーもよくやっていたと思いますが、大丸かコトブキヤのヒーローショーとサイン会に行ったのも覚えています。今ではもうストーリーは覚えてないですが、今でも主題歌シークレットカクレンジャーは歌えます。
ニンジャニンジャ〜。
調べてみると僕は忍者合体DX無敵将軍と五神合体 DX隠大将軍を買ってもらっていたみたいです。
子供の頃はおもちゃ屋なのに僕にはおもちゃを買ってもらえない!といった不満を感じていたつもりですが、今思うと色々買ってもらっているもんですね。
覚えているのはDX隠大将軍にツバサマルという鳥のロボットを合体させるシーンを繰り返していたことです。
ロボットを使ったごっこ遊びでは、「デュクシ!」よりも「ジュクシ!」と言っていた気がします。
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